6月の田んぼ
5月の23日に田植えを終えて
早くも3週間が経過しました
稲の様子はこんなかんじです
田植え直後と比べるとかなり育ったのがわかりますよね
田植え後の作業としては次の3つがあります
・毎日の水管理
・除草剤の散布
・畦畔(けいはん)の草刈り
除草についてはわかりやすいと思いますが
毎日の水管理ではどんなことをしているか
実際に米を育ててる人でないとイメージしにくいかもしれませんね
田植え直後の水管理
田植えは通常、田んぼの水を抜いた状態で行います
先日の投稿をご覧いただければわかるかと思います
その直後に水をしっかりためておきます
移植直後の稲は動物でいえば生まれたての赤ちゃんです
空気にさらされていると乾いてしまったり
温度変化によって枯れてしまう
なんてことを防ぐためにも
温かい水に浸してあげて
それらから守ってあげるのです
なので
田植え後の水は頻繁には入れ替えません
かけ流しにするとどんどん冷たい水が流れ込んでくるので
逆に稲が凍えてしまいます
また、除草剤を効かせるためにも水は動かさない
というのが鉄則となっています
田植えから2週間後
1~2週間して稲がしっかり根を張ったころ
今度は水位をすこし浅めにしてあげます
稲は通常、茎数を増やしてから背丈を伸ばしていきます
この茎が増える生長を
「分げつ」
と言います
浅水にしてあげることで分げつを促せるようです
分げつにも限界点があり
そこに到達すると今度は上に伸びていく
という生長の仕方をするんですね
そんなわけで現在は浅水で分げつを促しているところです
なかなか真っ平な田んぼではないので
浅水にならない箇所があったり
逆に上の写真のように土が露出してしまう箇所が
あったりはしますが
それでもちゃんと稲は育ちます
収量が少なくなる可能性があるだけで…(^_^;)
そしてそろそろ落水して田んぼを乾かす
中干しが始まります
それはまた次の記事で!
本日もご覧くださいありがとうございました