田んぼの代かき

こんにちは

新潟の冬は雪が多いだけでなく
ほとんど晴れないことで有名(?)です


それが春になってからは
ほとんど雨も降らずいい天気が続いています

実は新潟の5月の晴天率はかなり高め


雪が多く苦労する冬が終わると
それを乗り越えたご褒美のように
気持ち良い春がやってくるのです

代かき

そんな気持ちのいい春ですが
米農家としてはやることが山積みです


先日は田打ちの話を書きましたが
続いての作業は

代かき(しろかき)です


この作業を行う前に耕起した田んぼには水を張っておきます


そして水を張った状態の田んぼに
再びトラクターを入れて土を砕いていき
泥の状態にする作業です

この時、トラクターの後ろは
ロータリーからハローと呼ばれるアタッチメントに変更します

作業の様子はこんな感じ↓

動画は去年のものです


大きな土の塊が砕かれて細かくなっているのがわかるでしょうか?

この時に去年の稲刈り時に裁断してばらまかれた稲わらも
土の中に鋤き込んで肥料とします

荒代と本代

田んぼの状態や耕作者の意向によりますが
代かきは2,3回行うのが一般的です


1回目は荒代(あらじろ)と呼ばれ
田植えの1週間前くらいに行います

泥の状態にしつつ稲わらや作業前に生えてきた雑草を鋤き込みます


また、モグラなどが空けた穴を埋めてやることで
漏水の原因も除去できます


2回目は本代(ほんじろ)

田植えの2,3日前

雑草が生えてくるのを予防しつつ
田面を平らにしていく作業となります


そして攪拌された土が落ち着いてきたころに
田植え
という流れです

代かきの難しさ

文字にするとトラクターに乗っているだけの
なんてことない作業のようですが

この代かきが難しい!


まだ私が慣れないだけかもしれませんが
田んぼ全面を均一に均していく

というのは非常に困難です


特に山の田んぼのように整備が甘いと
四角形でないのでカーブの場所に土が寄っていたり

場所によって浅かったり深かったりします

まだまだ不慣れな私の腕ではこれくらいが精一杯・・・



一部水に浸っていない部分があるので
十分とは言えないのですが

これ以上は無理でした( ;∀;)


去年よりはマシなので
来年こそは全面浸るように頑張ります!

おまけ


代かきの後に水を落とすとこんな感じになっています

何かしらの獣の足跡がたくさんあって
自然を感じられますね

阿部

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